院長挨拶

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赤ちゃんにやさしいクリニック

 高知ファミリークリニックは2006年1月17日に開院しました。高次医療機関・他産婦人科施設と密接に連携しながら、主に低リスクの妊娠・分娩管理を中心に、一般的な婦人科疾患も対象に診療を行っています。産科では12床の入院室(個室)を用意し、分娩・赤ちゃん誕生をゴールと考えるのではなく、その赤ちゃんの人生の始まり、赤ちゃんが加わった新しい「家族」の始まりととらえ、当院での妊娠・分娩・産褥の関わりにおいて、良いスタートを始めてもらえるような支援を提供できれば思っています。

 そのための当院の取り組みには大きく3つの柱があります。一つ目は、ソフロロジー式分娩法の導入です。妊娠中からおなかの中の胎児を家族の一員として意識して過ごすことにより、妊娠中から母性の形成、家族の絆の形成を促進し、イメージトレーニングの効果と相まって、達成感のある幸せな分娩がもたらされます。

 二つ目は、家族立会分娩、産後の家族同室・宿泊です。当院では産後夫や上の子も泊まることができます。この目的の一つは家族の絆の形成であり、もう一つは、医療スタッフの見守りの中で育児をスタートすることにより、退院後のスムーズな育児へとつなげます。

 三つ目が、母乳育児支援です。母と子が共有する幸せな時間、児の健やかな成長、母の幸せな育児生活を願います。助産師・看護師のみならず、職員全体で思いを共有し日々取り組んできた内容が評価され、開院10年目の2015年8月にはWHO/ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」に認定されました。

 これからも、一産婦人科診療所である当院はその特色を示しつつ、安全な分娩、母子・そしてその家族の幸せ、そして当院職員の働く喜びを追求していきたいと思います。

医療法人福永会 高知ファミリークリニック
院長 福永 寿則
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